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2013.01.25 アルコ編集部

ユーザビリティテストで最も重要なタスク&状況設定の考え方:はじめてのユーザビリティテスト第5回

こんにちわ!アルコの増森友香です。

さて、コンバージョン改善のための有効な手法の1つ、ユーザビリティテストの実施方法について記事を書いています。今回の第5回のテーマは、ユーザビリティテスト実施時のタスクの設定の仕方についてご説明します。タスク設定は、テストを実施する際の重要な項目であり、ここを間違えてしまうとかなり結果の意味合いだしが変わってきてしまいます・・・。どうかじっくり読んでもらえたら嬉しいです!では早速始めます。

またそもそもユーザビリティテストがなぜ大事か?はこの記事も大変参考になりますので、あわせてご参考頂くとよいでしょう。

ユーザビリティテストを行う場合、テスト参加者へ何かタスクを用意し、それをこなしてもらう様子を観察します。では、そのタスクの設定とはどのように準備すれば良いでしょうか。その方法と考え方について説明したいと思います。

■タスク・状況作りの準備

ユーザビリティテストのタスク設定を行う前に、準備しておくことは大きく2つです。

①何を知りたいのかを明確にしておく。

テストを行う前には、サイト/サービスに関連するチームメンバーの中でユーザビリティテストを通じて「何が知りたいか」を明確しておきましょう。

【知りたいポイントの例】

・どんな状況でインターネットを使ってレシピを探すのか?

・レシピを探す時、どんなキーワードで検索しようとするか?

②知りたいポイントをもとに仮説を持とう

上記のように洗いだした確認ポイントに対しては、出来るだけ一つ一つに「仮説」を持ちましょう。仮説というと大げさに聞こえますが、「きっと~のはずだ。なぜなら、ユーザは~だからだ」という二文を、自分の思い込みでも問題ないので、埋めるだけです。

【仮説の例】

・作りたい料理がすでに決まっていて、そのレシピを探すのでは?

・料理名×レシピや作り方といった方法を探すキーワードで検索するのではないか?

仮説があると、テスト結果で見るべきポイントを「仮説が正しいか」「正しくない場合、なぜか」の2点に絞ることができます。そうすることでテストの結果の価値を高められるので、ここは意識しましょう。

■タスク・状況を設定するポイント

タスク設定で最も重要なのは、リアリティです。例えばオンラインの書籍通販サービスをテストする場合、「○○というサイトでこの本を買ってください」という設定よりも、「過去にオンラインで書籍の購入経験はありますか?」とヒアリングした上で、「では、自宅でパソコンの前にいます。そのほしい本をインターネットを使って購入してみてください」とタスクにつなげていったほうが、よりリアリティのある行動が得られることは明確です。

■タスク・状況作りのステップ1:思い付くタスクをリストにする

確認ポイントと仮説が決まったら、これらの情報を入手するために、テスト参加者に対してどのようなタスクであれば、検証できるかを考えましょう。

・紙を用意する

・ユーザに利用してもらいたいタスクを5~10設定する

例:

本を買う

本のサンプルを読んでもらう

セミナーに予約する

会員登録する

サービス紹介ページを読んでもらう

■タスク・状況作りのステップ2:今月のテストで何をタスクとするか決定する

タスクとして行いたいリストが完成したら、今月のテストでどのタスクをテストするか決める必要があります。テストへのタスク決めのポイントは下記です。

・あなたの最も重要なタスクは何ですか?

仮説検証のためにユーザがサイト/サービス内でこなせないといけないことは何ですか?

もっとも重要なポイントは先にテストしておく必要があります。

・カスタマーサポートにもっとも多く寄せられる質問は何か?

カスタマーサポートにどんな種類の問題が寄せられるか聞いてみましょう。その中で最も多く、サイト/サービス内で解決できるコンテンツがすでに用意されている場合は、サイト/サービス内で解決されるべき問題です。

■タスクにシナリオを加える

ユーザにテストしてもらうタスクが決まったならば、タスクに状況設定のためのシナリオを用意しましょう。

シナリオは、テスト(タスク)内容をわかりやすくユーザに理解してもらうために、どのような状況で何をこれから行おうとしているかを伝えるために役立ちます。

シナリオ設定に関してはおおきく2つの方法があります。

①テストの現場で参加者にヒアリングしながら組み立てる

②事前に準備する

ユーザビリティテストを初めて実施する場合には、②の事前にシナリオまで用意することをお勧めします。シナリオの事前の用意の仕方で行いやすいのは、事前に「とってほしい行動」を指示することです。やや強引なやり方ですが、「購入してみてください」「読んでみてください」と具体的な行動を指示しましょう。

例:

上司から次の出張のホテル予約を任されました。○○のサイトが1番安く予約できるとのことだったので、このサイトを利用して、今週木曜日から2泊3日で大阪駅周辺のホテルを予約してください。また費用は1泊8000円までです。

しかし、これではテスト参加者へのリアリティには欠けてしまいます。よって、テストに慣れてきたらヒアリング結果から「文脈に合った状況」を設定したり、事前に用意した「出来るだけ現実味のある状況」のみを設定するなど、確認ポイントと仮説から、どのようにシナリオ設定すると効果的かを選択し、実行できるようになることが理想的です。またこれらのシナリオ設定に関しては、無料で配布しているユーザビリティテストバイブルににもっと詳しく書いてありますっ!もう1歩詳しく知りたい方はぜひお申込みしてみてください。

以上がテストに必要なタスク・状況設定についてです。今日の内容をまとめます。

ここまででおおよそのテスト実施に必要な準備が完了します・・。次回はついに実際にテストをやってみましょう!テストの進め方やテスト当日の準備などについてご説明します。お楽しみに!

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この記事の著者

アルコはインターネットマーケティングのコンサルティング会社です。このブログではインターネットを活用した企業の経営改善に関するノウハウををお届けします。

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