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2016.05.20 


アップルミュージックの課金率は約50%、LINE MUSICは5%以下

 

NewsPicksのLINE特集が面白いです。

・LINEの上場観測がなぜ何度も出ているのか?
・LINEというプロダクトを作った人間は本当は誰なのか?
・FacebookやWeChatなどとのメッセンジャーアプリの覇権争いがどうなるのか?

などが詳細に描かれており読み応えがあります。

LINEミュージックの誤算という記事が出ていたので読んでみたのですが、アップルミュージックの有料課金率は約50%に対して、LINEミュージックやサイバーエージェントのAWAの課金率が5%以下であることが書かれています。
※リンク先は有料記事です。

結構衝撃的な数字でなぜこんなに差がつくのか調べてみてみました。

結論から先に話すと

・商品力がそもそも異なりそう
・アップルミュージックの有料会員遷移は極端に短い
・アップルミュージックは解約に手間がかかる

という身も蓋もない点が大きいなと思います。

ひとつずつ説明しましょう。

 

|商品力がそもそも異なる

楽曲数とレコメンド機能などに差があります。

最も重要な要素なんですが今回の記事の本題ではないので割愛します。

 

|有料化遷移が極端に短い

アップルミュージックを使ってみるとわかりますが有料化前提で無料トライアルを利用する流れになりますが、LINEミュージックは無料で利用した後に有料化に手続きが必要という点が最大の違いでした。

遷移数が異なる

こういった有料サービスを使うためにはウェブであればクレジットカードの登録が必要ですが有料アプリを既に購入していれば、IDとクレジットカード情報が紐付いているのでパスワードの入力か指紋を認証するだけで決済できます。

またアップルミュージックは何もしなければ有料会員になる仕組みになっています。

実際アップルミュージックの退会について調べると

「アップルミュージック 注意点」
「アップルミュージック 解約する方法」

みたいな記事が多くあります。

設定をしなければ継続課金されるため、それを変更する手順などが解説されています。

一方LINEミュージックはアプリ内かLINEストアで有料チケットを購入する必要があり、有料チケットについても自動継続チケットと期間限定チケットを選択するインターフェースになっています。

チケットの差

引用:http://lineq.jp/q/41835514/image/sc0

またそもそもアプリをインストールしなければならないLINEミュージックと比べて、アップルミュージックはプリインストールされておりかつ常に下部に表示されている点も大きいです。

アップルミュージックLINEミュージック比較

アップルミュージックはインストール、有料化、継続課金それぞれの負荷が限りなく低くなるように設計されています。

 

|身も蓋もない結論

堀江氏がテレビ局の利益はリモコンの順番で決まるという話をしています。

最近、テレビをよく見るする人は、自分の好きな特定の番組を狙って視聴するというよりも、「さて、なんか面白いものはやってないかな」と、リモコンボタンを順にいじくってザッピングしながら、見る番組にたどり着くことが多いのです。

であると、チャンネルはどうしても若い番号からセンター付近までの番号が有利になります。アナログ時代、東京圏のチャンネルは1・3・4・6・8・10・12だったので、フジテレビは上から5番目のナイスなポジションにありました。

しかし、地デジ移行後は、上から7番目の末尾となりました。テレビ番組表でも産経新聞以外は、一番隅っこに追いやられています。これでは、注目度が下がるのは当たり前です。一方、テレビ朝日はチャンネルが10から5に若返り、順位も2つ繰り上がって絶好調、フジテレビとはまさに対照的です。

http://diamond.jp/articles/-/79402

要はユーザはリモコンのはじめから番組を見るから、リモコンに割り当てられる番号が後ろになればなるほど見られなくなり広告収入が細るという話です。

この話はタウンページで見つけてもらいやすいように社名を変えたという話やSEOのマーケティングと構造が似ています。

「弊社の前身は『寺田運輸』という小さな運送会社でしたが、1976年に、当時のオイルショックによる不況を打開するために引っ越し業を始めることになりました。電話帳に広告を出すけど、目立たなくてはいけない。そこで電話帳で先頭に来る『アー』で始まる名前にしようと考えたようです」

「アーア、アーイ、アーウ・・・と順番に声に出して、しっくり来たのが『アート』という名前だったそうです。これが功を奏したのか、アート引越センターは一躍有名に。でも、そのあと『アー』で始まる名前の会社が急増したのだとか。」

http://r25.jp/society/90004033/

全てのユーザが合理的判断で商品を選択するわけではなく、まず始めに手にとったものを買う行動パターンが相当数あるという話です。

身も蓋もないですがアップルミュージックは商品を売る棚を自分で持っているので自社が売りたい商品を一番良い場所に決めることができるところが数字の差になっていると思います。

今回紹介した施策を仮にLINEが被せてようとしても、アプリの審査自体が通らない可能性が高いでしょう。

ではプラットフォームの立場に無い企業はどのように戦えば良いのでしょうか?

後発ながらも短期間に大企業をまくった事例がいくつかあります。

・競合が薄い領域で極端なSEOによってユーザをウェブからアプリに大量誘導、短期間に後発から大手にをまくったCtoCサービス

・twitter広告が流行ってないタイミングで極端な広告投下し、大量のユーザを集め国内最大級の動画プラットフォームサービス

・他社商標でyoutube広告を大量投下し3年で売上を50億から150億に伸ばした司法書士事務所

こういった後発企業の戦い方を見ると

・まだ手垢がついてないプラットフォーム
・もしくはプラットフォームの流れがめくれそうなタイミング
・マーケティング施策を短期間に手数を増やす

というのが良いかなと感じます。

それではまたこの場所でお会いしましょう!

 

集客改善、コンバージョン率改善などお気軽にお問い合わせください。

お電話でのご相談窓口はこちら 03-5428-3177

この記事の著者

黒須敏行

コンサルタント

女性向けポータルサービスのPVを30万から150万へ改善、リサイクル会社の新規事業の年商を新たに2億創出、賃貸オフィス仲介会社の反響数3倍改善などの実績があります。検索流入数とコンバージョン率の改善が得意です。

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